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日の丸 寺山修司40年目の挑発 HINOMARU

TBS DOCS

2.24 FRI

寺山修司没後40年記念認定事業 観るものを圧倒する 「むき出しのドキュメンタリー」が誕生
劇場情報 期待&感想投稿キャンペーン 舞台挨拶決定! 著名人12人はこの超問題作をどう観た?

MOVIE

  • スピードワゴン小沢
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  • LiLiCo
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  • 太田光
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  • 赤ペン瀧川が解説!
  • 特報映像
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  • 30秒予告
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INTRODUCTION

TBSドキュメンタリー史上
最大の問題作が、
半世紀の時を経て現代に蘇る

1967年2月9日、劇作家の寺山修司が構成を担当した
ドキュメンタリー番組『日の丸』がTBSで放送された。
街ゆく人々に「日の丸の赤は何を意味していますか?」
「あなたに外国人の友達はいますか?」
「もし戦争になったらその人と戦えますか?」
といった、人々が普段考えないような本質に迫る挑発的な質問を、
矢継ぎ早にインタビューしていくというもの。
放送直後から抗議が殺到、閣議でも問題視された曰くつきの番組である。

INTRODUCTION

我々、
「日本人」正体に迫る━━

「現代に同じ質問をしたら、果たして?」
ドラマ制作部所属で、本作が初ドキュメンタリーとなる
若干28歳のテレビディレクター佐井大紀は、
1967年と2022年のふたつの時代を対比させることにより
「日本」や「日本人」の姿を浮かび上がらせようと、自ら街頭に立った。
映し出されるのは、過去、そして現代の日本と日本人の姿。
インタビュー対象者の生々しい表情と戸惑いは、
いつしか観る者の戸惑いへと変わっていく。
果たして、55年という決して短くない時間は、日本と日本人に
どのような変化をもたらしたのか、何が浮き彫りになるのか。

INTRODUCTION

没後40周年、
寺山修司が改めて問う
“ニッポン”

「国家」とは何かを追い続けていた寺山修司が、テレビという公共の
電波を使った壮大な実験が「日の丸」だった。
当時、寺山は何を考えていたのか?
なぜ、テレビのタブーに触れる『日の丸』を制作したのか。
その意志は受け継がれ、今一度我々に問いかける。
“日の丸”とは、“国家”とは、そして“日本”とは?
予想外の急展開に我々はきりきり舞いしながら、テレビの限界に挑んだ人々の思いに触れ、激動の現代における自らの存在に気づかされる—。
没後40年となる2023年、
観る者を圧倒する「むき出し」のドキュメンタリーが誕生した。

CAST

監督
佐井大紀
1994年4月9日生まれ、神奈川県出身。2017年TBS入社。ドラマ制作部所属、「Get Ready!」「階段下のゴッホ」など連続ドラマのプロデューサーを務める傍ら、2021年9月には企画・プロデュースした朗読劇『湯布院奇行』が新国立劇場・中劇場で上演された。ほかにもラジオドラマの原作や文芸誌『群像』への寄稿など、テレビメディアに留まらないその活動は多岐にわたる。本作が初のドキュメンタリー作品かつ劇場公開作品となる。
歌人、劇作家、映画監督
寺山修司
1935年12月10日生まれ。早稲田大学教育学部国文科中退。1954年、『チェホフ祭』で短歌研究第2回新人賞受賞。1959年には、詩人・谷川俊太郎の勧めでラジオドラマのシナリオも手がけ始める。1967年、劇団「天井桟敷」を結成し、数々の前衛演劇を発表。その後も映画監督として、『書を捨てよ町へ出よう』(1971)を手がけるなど一つの分野にとらわれない活躍を見せるが、1983年、47歳の若さでこの世を去る。
写真家
金子怜史
1987年生まれ。日本大学芸術学部写真学科中退。写真家・橋本雅司氏に師事後、2017年独立。雑誌や広告等で活動中。大判フィルムカメラを使用した都市風景やアメリカでの作品撮りを行う。
OFFICIAL SITE
映画作家、早稲田大学名誉教授
安藤紘平
1944年生まれ。早稲田大学卒。青年時代、寺山修司に師事。繊細で独創的な表現力で知られる映画作家。ハイビジョンを使っての作品制作では世界的な先駆者。『息子たち』(73)、『アインシュタインは黄昏の向こうからやってくる』(94)、『フェルメールの囁き』(98)など多数の作品で、国際映画祭においてグランプリなど数多く受賞。
インタビュアー、ノンフィクション作家
シュミット村木眞寿美
1942年生まれ。早稲田大学文学部大学院芸術学科卒業後、ストックホルム大学、ミュンヘン大学に留学。1968年にドイツ・ミュンヘンへ移住。通訳業のかたわら執筆活動を続け、1998年日本ベルツ賞、2015年外務大臣表彰、2017年「橋を架ける人の賞」(ボヘミア・ババリア・センター)受賞。主な著書に、『「花・ベルツ」への旅』(講談社)、『5月の寺山修司』(河出書房新社)など。
テレビマンユニオン最高顧問
今野勉
1936年、秋田県生まれ。東北大学文学部卒。1970年にラジオ東京(現TBS)を退社後、日本初の独立系テレビ番組制作会社「テレビマンユニオン」創設に参加。テレビ草創期から数多くのドラマやドキュメンタリーの制作に携わり、既成の枠を超えてテレビ表現を追求する。1998年長野オリンピックの開会式・閉会式のプロデューサーとしても知られている。2020年、文化功労者に選出される。
監督:佐井大紀

企画・エグゼクティブプロデューサー:大久保竜 
チーフプロデューサー:松原由昌
プロデューサー:森嶋正也、樋江井彰敏、津村有紀 
総合プロデューサー:秋山浩之、小池博
TBS DOCS事務局:富岡裕一 
協力プロデューサー:石山成人、塩沢葉子

製作:米田浩一郎、安倍純子

イラスト制作:臼田ルリ 劇中写真:金子怜史
撮影:中村純、張山準、岩井謙、佐井大紀 
編集:佐井大紀、大平倫殻、五十嵐剛輝、岸栁秀弥
出演:高木史子、シュミット村木眞寿美、金子怜史、安藤紘平、今野勉 
語り:堀井美香、喜入友浩(TBSアナウンサー)
2023年/日本/5.1ch/16:9 
製作:TBSテレビ 配給:KADOKAWA 
宣伝:KICCORIT

TBS DOCS

「DOCS」とは、“DOCUMENTARY FILMS”の略称
(海外ではドキュメンタリー作品を“ドックス”と呼ぶ)
2021年11月、TBSは国内を、世界を震わせるドキュメンタリー作品を展開するにあたり、新ブランド『TBS DOCS』を立ち上げた。ニュースには「続き」がある。『TBS DOCS』は、歴史的な事件や今起きている出来事、市井の人々の日常を追い続け、テレビでは伝えきれない真実や声なき心の声を、記者たちの熱い想いと共にドキュメンタリー映画として世の中に発信し続ける。本作品も新たに加わった『TBS DOCS』の今後の展開にご期待ください。

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映画『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』追加舞台挨拶付き上映の実施が決定しました!本作のメガホンをとりました佐井大紀監督のほか、スペシャルなゲストが登壇する貴重な機会です!皆さまのご来場をお待ちしております。

【日時・会場】
①3月2日(木)
[会 場] 東京:角川シネマ有楽町
[時 間] 19時20分の回(上映後)
[登 壇] 佐井大紀(監督)、金平茂紀(TVキャスター、記者)

②3月9日(木)
[会 場] 東京:角川シネマ有楽町
[時 間] 19時50分の回(上映後)
[登 壇] 佐井大紀(監督)、上出遼平(ディレクター)、寺坂直毅(放送作家)

※登壇者は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
【チケット販売】
▼オンライン販売
▼窓口販売
[お問い合わせ]TEL:03-6268-0015
HP:https://www.kadokawa-cinema.jp/yurakucho/

【新型コロナウイルス感染症対策における注意事項】
ご来場の際は、マスクの着用や検温をはじめとする新型コロナウイルス感染症予防ガイドラインへのご協力をお願いいたします。各会場のホームページからガイドラインを事前にご確認のうえ、チケットのご購入および当日のご参加をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症予防対策は、政府および全国興行生活衛生同業組合連合会の最 新のガイドラインにより変更する場合がございます。
●舞台挨拶および映画ご鑑賞中のマスク着用、咳エチケット、ご鑑賞マナーにご協力をお願いいたします。
●観覧の際の声援、歓声および会話、立ち上がってのご鑑賞などはご遠慮くださいますようお願い申し上げます。発声が起きた際にはイベントを中止する場合がございます。
●下記の症状、条件に該当する場合もご来場をお控えくださいますようお願いいたします。
①発熱、咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁、鼻閉、味覚・嗅覚障害、目の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐。
②2週間以内に感染が引き続き拡大している国・地域への訪問歴がある場合など。
●新型コロナウイルス感染症防止対策の一環として、登壇ゲスト等へのプレゼントやお手紙、お花や差し入れなどはお受け取り出来ません。
●新型コロナウイルス感染拡大状況や政府自治体の要請により、止む無くイベント自体が 中止になる可能性もございます。その場合の交通費や宿泊費等の補償はございません。
●政府および全国興行生活衛生同業組合連合会のガイドラインにより、座席数を減らしての運用になる可能性がございます。その場合は、同時ご購入いただいても連番でお座りいただけない可能性がございます。ご購入後のキャンセルはできません。

その他、新型コロナウイルス感染予防の対応についてはこちらをご確認ください。 https://www.j-max.jp/pdf/measures_20200719.pdf

【その他の注意事項】
●いかなる場合においても舞台挨拶中の途中入場はお断りさせていただきます。
●場内でのカメラ(携帯カメラ含む)・ビデオによる撮影、録音等は禁止です。
●転売目的でのご購入は、固くお断りいたします。
●全席指定となります。チケットをお持ちでない方はご覧になれません。
●車いすをご利用のお客さまは車いすスペースでのご鑑賞となりますが、その回のご利用人数によっては所定のスペース以外でご鑑賞いただく場合がございます。また、イベント中は飛沫感染防止やセキュリティの観点から、状況に応じて所定の車いすスペース以外で ご鑑賞いただく場合がございます。
●登壇者およびイベントの内容は、都合により予告なく変更になる場合がございます。本編の上映がある限りは払い戻しの対象とはなりません。
●会場内ではマスコミ各社の取材による撮影および主催運営側による記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて放映・掲載、また当イベントの模様が後日販売されるDVD商品などに収録される場合がございます。
●ご参加にあたってのお願い事項にご協力いただけない場合、ご鑑賞をお断りすることが ございます。その場合も返金対応はできません。
●上記注意事項を事前ご了承のうえ、チケットのご購入をお願いいたします。

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著名人12人はこの
超問題作どう観た?

  • テレビが変わろうとしていた時代のキッカケになったような番組で、その時代の事は凄く興味があるので、それを今やってみてどうなるかっていうのは、興味深くみましたね。寺山さんが考えていた問題定義とは、一体どこだったんだろう。実験としては面白いし、テレビ番組としても面白いなと思いましたね。
    ―太田 光(爆笑問題)
  • 僕がイメージしていた寺山修司さん、僕が今まで知っていた映画、そういうものではなかった。不思議な体験、不思議な映画です。是非ご覧ください。
    ―小沢一敬(スピードワゴン)
  • 違う時代に同じ質問を日本人に投げかけて、どんな答えが出るのか。その答えから紐解く、昔と今の日本人の考え方。是非ご覧ください。
    ―LiLiCo(映画コメンテーター)
  • 世にも珍しいドキュメンタリーのリブート作品!監督が繰り出す過激な路上インタビューが浮き彫りにする現代人のアイデンティティー。我々は幸せなのか?明るい未来が待っているのか?全観客に問う問題作!
    ―赤ペン瀧川(映画プレゼンター)
  • 作中で繰り返される問いに自らの答えを探し、その答えと作中で答える人の回答がまるで違うことに居心地の悪さを感じながら見続ける。「国家」と「個人」の関係とは何か。若き監督によるこの野心的で挑発的な企みを、大いに支持したい。ただし、タイトルに寺山修司の名を入れたのはいただけない。萩元晴彦のために言っておく。
    ―大島 新(ドキュメンタリー監督)
  • 日の丸とは日本国の象徴。つまり日の丸とは何かとの設問は、あなたにとって日本とは何かとの設問と同義である。一言で答えられるはずがない。言いよどむ。目を逸らす。寺山修司と萩元晴彦の狙いはこの余白にあった。だからこそテレビなのだ。
    54年後の今、SNSなどの要素を加えながら新たに「日の丸」作品化を目指した佐井大紀の狙いは、決して成功とは言い難い。しかし佐井は、その失敗の過程を隠すことなく、ドキュメントとして提示する。見事な覚悟だ。失敗や肩透かしの要素に54年前の余白が重なり、またひとつ、時代の意味を問いかける作品が誕生した。
    ―森 達也(映画監督 / 作家)
  • 寺山の作品に込められる質問は思考の鍵である。あなたはずるずると続く生ぬるい夢から、叩き起こされることになる。起きたはずなのに広がる悪夢が現実。私はみんなで、逃げたくなっても、その現実を直視したい。
    ―Licaxxx(DJ)
  • “日の丸”多くの人に愛されながら、こんなにも色の意味や歴史を知られていない国旗は他にないと思う。この映画を機にタブー視することない、ひらかれた日の丸でありますように。そして日の丸、国旗に興味を持ってくれたらうれしいです。
    ―小林知之(地図地理芸人)
  • インタビュアーが記録用紙であればこそ、編集の主体が浮き上がる。情緒を制限すればこそ、漏れ出るそれが立ち上がる。石を投じられた静かな水面の波紋の奥に、佐井大紀の顔が浮かんで消える。
    ―上出遼平(ディレクター)
  • テレビで放送されるドキュメンタリー。ほとんどを録画し、観終えたらハードディスクから消去するのですが、この「日の丸」だけは今もずっと消せないんです。取材する事への執念が、どれよりも強すぎるから…。
    ―寺坂直毅(放送作家)
  • 寺山修司は「偉大な思想などにはならなくともいいから、偉大な質問になりたい」と語っていた(『歌集・田園に死す』跋)。寺山の危うい問いかけに果敢に挑んだ佐井大紀は、映画の荒野に自ら「旗を掲げた」といえる。
    ―守安敏久(宇都宮大学教授・国文学者)
  • 佐井大紀が寺山修司の作品と手法をまねた2番煎じかと、甘く考えてみてみましたが、短歌でいうなら「本歌取り」、二つの情緒と訴えるものを真面目に考えさせられました。「自分の旗を掲げよう!」「日の丸と対面しよう!」